アメリカ

日本からアメリカ(LAX空港)乗り継ぎでメキシコへ

今回はアメリカのLAX空港(ロサンゼルス国際空港)を経由してメキシコ入りをした時の経験をもとに書いて行きます。

使用した航空会社はデルタ航空です。乗り継ぎの所用時間はざっと1時間30分。90分しかありません。乗り継ぎ(トランジット)には最低でも2時間は見た方がいいとの噂なのでかなり怖いところです。ベテランの人には90分もあれば余裕でしょ、なんて言われましたが、はたして結果はいかに。

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前日は不安で眠れない

今回のアメリカでの乗り継ぎの嫌なポイントは入国審査を受け一度荷物を受け取りまた荷物を預けてチェックインしなければならないところです。

この荷物ピックアップはかなり時間をロスしそうです。手荷物だけならまだ余裕はありそうですが。しかも入国審査は混んでいたら何分かかるかわかりません。

手荷物含め大荷物の移動に不安で出発前日は眠れず。

前日に準備しておくこと

念のため事前の対策として通路側の出口から近い席をオンライン予約時にとっておきました。座席を予約していない場合も前日からオンラインチェックインができたりするので早めに座席を確定させておくこともできます。

またESTAも取得時のパソコンの画面を印刷しておきました。

空港でチェックイン

当日、羽田空港に到着しチェックインをしようと思ったら事件発生です。

まさかの遅延

乗る予定の飛行機が遅れているのです。
セルフチェックインカウンターには乗る予定の便にDelayedの文字、そして乗り継ぎ予定の便にMisconnectの文字が書かれていました。

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セルフチェックインマシーンは「次の便に変更します、確定を押してください」となっていました。え、出発前から乗り継ぎ失敗してるじゃないか!と驚き、近くのデルタの方に聞くと、現時点で20分遅延しているので乗り継ぎが難しいと判断されているようです。不安でしたら窓口でチェックインしますので、確定せず窓口へ行って下さいとのこと。

窓口で交渉

さっそく窓口へ。
現段階では乗り継ぎができるかもしれないけどなんとも言えないので次便が安心かと思いますよ。と言われました。

一人旅であれば気軽に時間を変更できるものの現地で友達と合流予定だったので、次便にすると2時間遅れになってしまうからなぁと悩みます(夜間到着の場合は移動手段やホテルチェックインの時間なんかも考えないといけないですよね)。そこで、もし乗り継ぎに失敗したら次の便に乗ることはできますか?と聞いてみたところ、担当者さんは「確認しますね」となにやら調べてくれました。

そして「無事に両方とも座席確保できましたので、もし乗り継ぎに失敗したら次便に乗って下さい。」と言われました。
ずっと乗り継ぎ失敗したらどうしようと思っていたので、これで失敗してもとりあえず確実に次便でメキシコには行けると思うとなんだか安心です。

日本を出国

出国ゲート

荷物検査や出国審査を終えてボーディングゲートへ。
出発前には目的地がメキシコだからなのか飛行機に乗る前にも荷物検査したりして機内へ。
そして1時間弱の遅延で離陸しました。

不安な機内

これじゃ、もう間に合わないかなと思いきや機内に表示される到着予定時刻は遅延関係なくほぼ同じです。もしや間に合うのかなと思えてきました。

機内ではアメリカの税関申告書をどう書くのかも悩み(乗り継ぎの場合アメリカの滞在場所がないのでとりあえず何も書かずでいけました)、ボールペンは落とし、お手洗いに行っている間にアイスや食べ物が配られたりとでなかなかの不運続きでした。
いいことと言えば隣のおじ様が紳士的だったのでアイスをとっておいてくれたことくらいです。

5分遅れでアメリカへ着陸、トランジットへ

いろいろありましたが、最終的に5分の遅れで着陸しました。天候がよかったようです。
そこから飛行機の外に出るのに10分ほどかかりました。
出発時刻までは1時間と15分、つまりは75分ほどあります。
ということで、ようやくメインの話題です!張り切って乗り継ぎ試みたいと思います!

75分でトランジット

飛行機から降りたらまず出国を2時間切っているともらえると噂のエクスプレスパスが張り出されていないか確認するも見当たらない。※エクスプレスパスを持っていると優先的に入国手続きが行えるとのこと。

入国審査へ

とりあえずダッシュで入国審査へ、近くの人にエクスプレスのラインに並びたいんだけどとお願いするも、紙がないからどうなるかわからないから聞いてみなよ、と言われました。しかしエクスプレスラインが奥の方にあったので行っても無理だった場合、タイムロスすることになるので通常のラインに並ぶことにしました。通常ラインは先頭集団でもあったためそこまで差もないと思います。

列の進むスピードは早かったです。機械を使って事前に申請したエスタを使った入国手続きみたいな事をしてレシートを発券したら、人による入国審査を受けてスタンプをもらって終了です。

全部で10分ほどで終わりました。まさかの入国審査で何も質問されない(笑)。アメリカで質問されなかったのは初めてです。乗り継ぎだからでしょうか。
エクスプレスパスは混んでないからもらえなかったんですかねぇ。残り65分。

荷物のピックアップ

続きまして荷物のピックアップです。
こちらもすんなり見つけられました移動含め10分ほどです。荷下し遅いかと思いきや早くて感動しました。
重い荷物を持って走るのが嫌だったのでカートへ荷物をのっけて税関へ。

グランドスタッフの指示のもと列にならびます。謎の列のルールが存在していました。
お兄さんにパスポート一式と税関申告書を渡してとくに何もなくあっさり出られました。

残り50分ほど。

荷物をドロップ

次にConnecting flightの案内をもとにカートとともに走ります。
そしてデルタのグランドスタッフにチケットを見せるとそこで荷物預けてと言われます。
よくわからないのでとりあえず預ける荷物おろそうとしていたら、ここは私がやっとくから、ターミナル2へ行って!左よ!ファスターファスター!と言われました。ようやく協力的な人に出会えたことと初めて急かされたことで気合いを入れてターミナル2を目指します。
荷物のピックアップからここまででまた10分くらいです。

残り40分

ターミナル2へ

ターミナル2を探してみるものの、今自分がどこにいるのかもわからないし地図も見当たらないない。とりあえず人に道を聞きます。
ターミナル2までが遠くて、しかもターミナル2についたところでどうしたらいいのかわからない(笑)。

羽田で既にチケットもらってるからボーディングゲートかなってことでボーディングゲートを探します。3人くらいに聞きながら無事到着。
これまた10分の消費です。残り30分

手荷物検査へ

ここから軽めの(出国審査なのかな)質問をうけて荷物検査を受けます。
10分ほどで終わりました。

飛行機へダッシュ

ここまできたらあともう少し、だけど今度はどのゲートから搭乗するのかわからない(汗)。インフォメーションのディスプレイを見ながら自分の便を探します。
みつけたらゲートへダッシュ、小さいターミナルだったのですぐ目的のゲートへ。

搭乗ゲートはガラガラですでにみんな搭乗済みの様子。
パスポートとチケットを見せるとスタッフの方々が私の名前を呼びあってるのがわかりました。スパニッシュなので何を言っているかわかりませんが、やっと来たよと言われているような気がしました。やっと着きましたという心境だったので(笑)。

無事搭乗

そしてきちんとしたチケットを発券してもらい無事に飛行機へ。

ということでなんやかんや出発時刻の20分前に無事に乗り継ぎ成功しました。
汗もびっしょりでした。

せっかくの初めて見るターミナルものんびり見られないし、焦るしで2時間切った乗り継ぎはあまりオススメできないですね。

搭乗してからは意外と時間に余裕あったのかなと思えましたが。移動は軽く走ったので、のんびりしていたら、もっと遅れただろうなと思います。

おわり

今思い出してもひやひやした1日でした。

メキシコでの入出国の手続きについてもまとめたのでメキシコへ行かれる場合は併せて読んでいただければと思います。